ビジネスにおける「競争」の本質とはいったい何だろうか。ビジネスにおける市場競争を本当の意味で理解するためには、戦略や戦術について語るのではなく、競争そのものの本質に迫る必要があるだろう。ここでは、筆者である古市大三が、クラウゼヴィッツが残した理論を元に、市場競争の本質を読み解く。

スポンサーリンク

目次

 

クラウゼヴィッツ競争論について

クラウゼヴィッツは「戦争論」の中で、

第一部第一章だけが私の完全であると認め得る唯一のものである。(カール・フォン・クラウゼヴィッツ 著、清水多吉 訳、「戦争論(上)」

と語っている。

「クラウゼヴィッツ競争論」では、「戦争論」の第一部第一章の考えを基盤としながら、全編にわたって市場競争に転用できる考え方を抽出している。また、具体的な戦略や戦術を捉えるより、市場競争における本質を捉えることに軸足を置くようにしている。

かつてクラウゼヴィッツが、人々が戦争の現象や手段を論じる世界から、戦争の本質を論じる世界へと導いた。同様に、クラウゼヴィッツの著書「戦争論」から「市場競争」の本質を導き出せば、市場競争においての表層的な議論以上に、より深い本質に対する議論を行う手助けとなるだろう。

本コンテンツが目指すこと

この「クラウゼヴィッツ競争論」において、戦争の善し悪し、ましてや戦争に対する個人的な感情や意見などを語るものではない。あるいは、戦争を推奨するしないのたぐいのものでもない。

唯一の目的は、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著の「戦争論」から、ビジネスにおけるエッセンスを抽出し、市場競争に対する考察を戦略経営に活かすことにある。また、筆者自身も、読者に市場競争に対する新しい視点を提供することを望んでいる。



About 古市 大三

ダイゾーコンサルティング株式会社 代表取締役。日本経営士会認定 経営士、WACA認定 ウェブ解析士マスター、および経済産業省認定 応用情報技術者。7年の在米生活を経て、帰国後に起業。WEBデザイナー兼ディレクターを経て、WEBコンサルタントに転向。現在は戦略経営コンサルタントとして活動。その他、セミナー講師やウェブ解析士認定講座の講師も務める。